2019年03月17日

解説(1)

 旧約聖書はイスラエル人(=ユダヤ人)が信じる古代のイスラエルの歴史書ですが、わたしはイスラエルの歴史に興味があったわけではなく、預言者に経営コンサルタントの原型を感じたため、「これは調べてみる必要がある」と感じたことがきっかけでした。

 預言者に関するいくつかの解説書は、預言(=神の言葉を預かり、それをイスラエルの民に話すことによって世論を形成する者)という行為をシャーマニズムから説明します。意識的な精神錯乱などです。
 しかし預言を読むと「とても『精神錯乱』からもたらされたもの」とは思えません。というのは、内容が論理的であり、長文です。あらかじめ演説内容を準備し、聴衆を集め、ひょっとすると入場料をとって演説したものではないかと思うのです。

 さらにわたしの注意を引いたことは、預言にも「当たり」と「外れ」があるでしょうから、前者の比率が高い場合にのみ成り立つと考えられるわけでして、長期的に的中するための土台があったのではないだろうか、と思われる点です。


posted by sakonjqs at 06:39| 意訳旧約聖書エゼキエル書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月16日

第17章(2)

神ヤハウェ:
 それは成功しない。

預言者エゼキエル:
 成功しませんか?

神ヤハウェ:
 イスラエル王は連行されバビロニアの地で死ぬことになろう。

預言者エゼキエル:
 破れますか?

神ヤハウェ:
 彼はユダの民を総動員し、老人・女・子供には塹壕を掘らせ、男は戦闘に駆り出すが、勝てない。バビロニアの王と結んだ契約を破るものに勝ち目があるはずがない。イスラエルは滅亡するだろう。

預言者エゼキエル:
 ・・・・

神ヤハウェ:
 イスラエルの民は四散する。この時になってようやく戒律を思い出すであろう。
 わたしはイスラエルの民を全滅させはしない。四散した民を育てる、そしてイスラエルの地に戻し、栄えさせるであろう。

 意訳者注:
 エゼキエルは祖国イスラエルの滅亡を預言したのです。

posted by sakonjqs at 06:50| 意訳旧約聖書エゼキエル書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月15日

第17章(1)


預言者エゼキエル:
 神はわたしに次のようにおっしゃいましたね。
 バビロニアの王がエルサレムを攻撃し、ユダ国の王と首長たちを捉え、バビロンへ連れて行った。バビロニアの王は残った王族の一人を王にし従属を誓わせた。

神ヤハウェ:
 そうだ。

預言者エゼキエル:
 さらに次のようにおっしゃいました。
 バビロニア王とのあいだに契約を結んだにも関わらずユダ国の王はバビロニアの王に反旗を翻し、エジプトに使者を送り援軍を得ようとした。はたして彼の目論見は成功するだろうか、と。

神ヤハウェ:
 どう思う?

預言者エゼキエル:
 わたしとしてはユダ国がバビロニアを打ち破ってこのバビロンからエルサレムへ帰りたいところですが・・

posted by sakonjqs at 06:12| 意訳旧約聖書エゼキエル書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする